地域のシニア、政府表彰 久留米の三本松・本町通り協議会

西日本新聞 筑後版 山口 新太郎

 久留米市の街づくり団体「三本松・本町通り明るい町づくり推進協議会」が、地域に積極的に関わり、生き生きと過ごすシニア団体に贈られる内閣府の「社会参加章」を受章した。市役所東側から南に約1キロの目抜き通りで、中央分離帯のブロンズ像「バルザック像」を生かした街の魅力発信や景観保全に取り組んできた点が評価された。

 協議会の前身は、久留米空襲で焼け野原となり、復興道路として整備された市道(三本松通り)と結節する県道(本町通り)沿いの住民が、1956年に結成した「本町発展期成同盟会」。寄付を募って街路灯を整備し、現在の協議会に改称後は「文化の薫る景観道路」を目指して県、市に働きかけ、電線の地中化も実現した。

 中央分離帯には99年、彫刻家木内克氏の「豊饒(ほうじょう)」、2006年には、ロダン美術館(パリ)の許可を得て鋳造したバルザック像の複製を設置した。

 2016年には2体のブロンズ像と通り周辺に点在する史跡、文化施設を紹介するパンフレットを作成。児童向け学習会やウオーキングイベントで、にぎわい作りに活用している。

 地元の久留米本町郵便局長を務め、活動に約40年携わる藤田義弘会長(85)は「民間の任意団体ながら形骸化せず、今日まで継続してきたことを認めてもらった」と喜ぶ。

 協議会では通りの一角にある世界的タイヤメーカーブリヂストンの創業者、石橋正二郎氏生誕の地に記念碑を建てる計画を進める。関係者の了解は得ており、来年2月の除幕に向けて寄付を募っている。

 藤田会長は「地元の子どもたちが郷土を知る教材にしたい」と語る。問い合わせは事務局の久留米本町郵便局=0942(32)9942。 (山口新太郎)

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