元組合長の長男「指示者処罰を」 工藤会トップ裁判

西日本新聞

 特定危険指定暴力団工藤会(北九州市)が関与したとされる市民襲撃4事件で、殺人などの罪に問われた同会トップで総裁の野村悟被告(73)とナンバー2の会長田上不美夫被告(63)の第6回公判が19日、福岡地裁(足立勉裁判長)であった。11日の公判に続き、1998年2月に射殺された元漁協組合長の長男が証人として出廷。「実行犯だけでなく指示、命令して得をした人も処罰してほしい」と訴えた。

 長男は事件後、田上被告との会話内容などを書き込んだ手帳を検察に提出し、外部に漏れないよう依頼したという。漏えいを懸念した理由について「工藤会に漏れると何をされるか分からない。工藤会は恐怖だった」と当時の心境を明かした。

 同市の港湾事業に大きな影響力があった元組合長が、同会側の介入を拒んで殺害されたことについては「(個人による事件ではなく)工藤会全体として出てきたと思った」と述べた。

 弁護側は、事件後の供述調書と証言が変遷しているとして、その内容を追及した。

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