「氷河期」採用へ大型寮 山九、北九州に建設方針

西日本新聞 社会面 向井 大豪

 バブル経済崩壊後の就職難に直面した「就職氷河期世代」を正社員として3年で300人中途採用する方針を表明した物流・機工大手の山九(本店・北九州市)は、採用した氷河期世代の社員らの受け皿となる300人規模の独身寮を北九州市八幡東区に建設する方針を明らかにした。近隣に研修施設も整備する方針。

 内閣府などによると、氷河期世代の中心である35~44歳の非正規雇用は371万人に上り、収入が不安定で未婚率も高い傾向にある。物流などの業界は慢性的な人手不足で、山九は採用後のスムーズな生活・教育環境を整え、全国の氷河期世代にアピールする考え。

 新たに整備する寮は9階建て。2021年春の完成を見込む。氷河期世代の社員の家賃は2万4千~3万円という。新卒採用社員も入る。談話室や運動場を整備するなど世代が違う社員同士のコミュニケーションを取りやすくする。

 同市戸畑区にある九州の拠点ビルも22年春までに建て替え、ビル内の大卒社員向け研修施設を寮の近くに拡張移転。プラント設計などのノウハウを未経験者にも分かるように講義形式で教える。 (向井大豪)

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