児童集う新聞販売店 筑紫野に“寺子屋”開設

西日本新聞 ふくおか都市圏版 上野 洋光

 筑紫野市湯町の西日本新聞エリアセンター二日市(勝田聡所長)は店舗を地元の小学生に開放し、集って学べる「寺子屋二日市」を開設、新聞記事を活用し読解力と考える力を養う問題を提供している。

 寺子屋は9月13日以降、金曜日の放課後(午後3時半~5時半)に開講。小学4年生以上が対象で参加無料。毎週5人ほど集まって、宿題に取り組んだ後、友達と遊び、最後にその日の朝刊記事を読んで、設問に記述式で答える西日本新聞社の「10分トレーニング」に取り組む。

 この日、挑戦したのは認知症の高齢者と家族が楽しめる料理教室を企画した古賀市の女性の記事。「今日はちょっと難しいな」という勝田さんを尻目に、早く終わらせて遊びたい子供たちの記事を読む目は真剣。「なぜ料理教室を開くのですか」など三つの設問にも子供たちは的確に記述、自分の考えが問われる問題もうまく表現できていた。

 「学校に提出するいい自学になる。この前は飲酒運転の記事を読んで、大人はやっちゃいけないことを習っていないの?と思った」と二日市小5年の三條柊真君(10)。迎えに来た母真美さん(35)は「私もあまり新聞は読まないので、子供が接する機会になれば。学校、家庭以外の第三の場が近くにあるのもありがたい」と話していた。

 同小の学校運営委員会メンバーの勝田さんは地元の子供たちの読解力が不足していることを知り、新聞を活用した寺子屋開設を決意。「かつてあった駄菓子屋のように子供たちが気軽に立ち寄り、住民の協力も得て地域で子供たちを育てる場になれば」と話していた。エリアセンター二日市=092(922)2046。 (上野洋光)

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