自然災害が頻発している

西日本新聞 社会面 吉丸 宣孝

 自然災害が頻発している。紙面の編集作業をしていても、取材現場から毎日送られてくる原稿に「被災」や「避難」の言葉が絶えない。

 前任地の福岡県田川市郡も立て続けに豪雨災害に見舞われた。2017年7月の九州豪雨では、添田町でJR日田彦山線の鉄橋が被害。昨年7月には川崎町の国指定名勝庭園「藤江氏魚楽園」に土砂が流れ込む現場を取材した。自然の猛威を前に「あぁ…」と声が漏れたのを思い出す。

 その魚楽園が、1日から再開した。国や自治体の協力も得た復旧工事費は4700万円という。県内外から義援金や励ましの声も寄せられ、室町時代の画僧・雪舟築庭の名園がよみがえった。敷地内を覆う紅葉のライトアップが30日夜まで続く。

 「地域が誇る遺産を子どもたちや後世にしっかり伝え、残したい」と当主の藤江敬子さん。これまでの辛苦が報われ、一層のにぎわいが訪れることを願う。 (吉丸宣孝)

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