樹齢127年の大イチョウとお別れ 九重町・南山田小 幹弱り伐採へ

西日本新聞 大分・日田玖珠版 鬼塚 淳乃介

 九重町町田の南山田小(恒任珠美校長、77人)で20日、幹が弱り伐採が決まった3本の大イチョウとのお別れ会があり、児童たちは、長年にわたり校庭から子どもたちの成長を見守ってきた学校の「シンボル」との別れを惜しんだ。

 同小や町によると、3本は高さ20メートル前後で、最も古いものは樹齢127年になる。今年8月の台風8号では折れた枝が校外の電線に掛かり周囲が停電。その後、町の調査で樹木を腐敗させるサルノコシカケが幹に見つかるなど、木が弱っていることが判明していた。近隣への危険性などを考慮し、伐採が決まった。

 この日のお別れ会では、恒任校長が「イチョウは無くなるが、みんなの心には残ってくれれば」とあいさつ。各学年の代表は「会えて良かった。さようなら」「ハート形の葉を見つけてうれしかった」などとイチョウへの思いを語り、中には涙で言葉を詰まらせる児童もいた。その後、児童たちは落ち葉を拾って投げるなどして黄色く葉を色づかせたイチョウと最後の思い出をつくっていた。

 3本のイチョウの木は26、27日に伐採される予定。児童会長の後藤浩晃君(12)は「イチョウは嫌なことがあっても落ち着かせてくれた親のような存在。感謝しかない」と話す。同小では思い出として、折れた枝を切って作ったプレートを全児童に配った。(鬼塚淳乃介)

大分県の天気予報

PR

大分 アクセスランキング

PR

注目のテーマ