天ケ瀬駅で手を振る活動10年 JR、市民団体に感謝状

西日本新聞 大分・日田玖珠版 杉野 斗志彦

 JR九州は18日、日田市天瀬町のJR天ケ瀬駅を発着する特急列車の乗客に、手を振る活動を長年続けている同町の市民グループ「あまがせ276GO(にいななろくごー)」(柴中和江代表、7人)に社長感謝状を贈った。

 活動は、天瀬を訪れる観光客や列車の利用客におもてなしの心を伝えようと、駅周辺の住民らが2009年から始め、同グループが活動を引き継いだ。ほとんど毎日午前9時~午後5時、駅に到着した「ゆふいんの森」や「ゆふ」を笑顔で出迎え。出発する際には大きな声で「行ってらっしゃい」と手を振っている。

 手を振られたことがうれしくて天ケ瀬駅に再び訪れる観光客もいるといい、同社は、親しまれる駅づくりや鉄道のイメージアップに貢献した、と評価した。

 メンバーを含む住民は、ほかにも駅や周辺に苔アートを制作したり、町内の観光名所の案内板を設置したりと、環境整備や情報発信に尽力。九州豪雨で被災した久大線が1年ぶりに全線開通した昨年には、開通への思いを書いてもらう黒板も設置している。

 グループ名は「初心を忘れないように」と2015(平成27)年6月5日の発足日にちなんで名付けた。同社大分支社の貞苅路也支社長から感謝状を受け取った柴中代表たちは「笑顔で手を振り返してもらうのは親近感が湧いてうれしい。初心を忘れず、これからもできることをやっていきたい」と話していた。(杉野斗志彦)

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