雨水貯留管の建設本格化 小倉北区昭和町 長さ1467メートル、プール26杯分

西日本新聞 北九州版 竹次 稔

 近年の豪雨で浸水被害が多発している小倉北区昭和町周辺の約125ヘクタールの雨水をいったんため、降雨が落ち着いた後、域外へ排水して被害を軽減する「地下貯留管」の建設工事が本格化する。北九州市などが約47億円を投じ、長さ1467メートル、直径3メートルのコンクリート管を地下に造る。市内で同様の施設は1カ所が完成し、1カ所が建設中。貯留能力は25メートルプール26杯分(9500立方メートル)で、供用開始は2022年度以降の見込み。

 市上下水道局によると、同地域では13年7月の豪雨で54戸が床下浸水した。周囲にはTOTOの工場や国道10号など主要な施設があることから、15年度から準備を開始。市と日本下水道事業団が事業を担い、費用は国と市が半分ずつ負担する。

 今の下水管では流しきれない雨水を、さらに深くに設けた貯留管でため、後でポンプを使って排水し、都市部の雨量を管理する。

 本年度から白銀団地(同区白銀2丁目)横の白銀公園で地下約10メートルの立て坑を掘り進めた。今後は近くを流れる紫川に沿うように北側に工事を進め、同区中島1丁目付近で東へ直角方向に曲がり、北九州モノレールが通る香春口(かわらぐち)北交差点に至る。22日に本格工事の安全祈願祭が現地で開かれる。

 同様の施設は「桜町北湊雨水貯留管」(若松区)が6月、市内で初めて供用開始。戸畑区の「天籟寺(てんらいじ)初音町」地域でも本格工事が始まっている。 (竹次稔)

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