指宿市計画の地熱発電、2年連続助成認めず 独立行政法人

西日本新聞 九州+ 上野 和重

 九州有数の温泉地、鹿児島県指宿市が計画する地熱発電事業で、市が独立行政法人「石油天然ガス・金属鉱物資源機構」(JOGMEC)に申請した掘削工事の助成金が不採択となったことが分かった。助成金の不採択は2年連続。

 市によると、JOGMECから副市長へメールで不採択が伝えられた。不採択の理由は「利害関係者の理解を得られたことを確認できない」などとされているという。昨年は「地域との共生が図られていない」などが理由だった。申請結果は9月11日に出る予定だったが、JOGMECが慎重に審査したとみられる。

 2015年にスタートした市の地熱発電事業は、市所有の温泉施設「山川ヘルシーランド」で蒸気を取り出す井戸を整備し、九州電力などが建設する発電施設に蒸気を売却、余った熱水を農業や観光に活用する構想。地元住民が掘削工事の早期実現を求める陳情を市議会に提出、採択された一方、温泉旅館業者らは「掘削で温泉が枯渇するリスクがある」と反発している。 (上野和重)

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