菅氏、推薦枠を融通 「桜を見る会」招待者名簿 数百人招待 

西日本新聞 総合面 下村 ゆかり 河合 仁志

 菅義偉官房長官は21日の記者会見で、首相主催の今年の「桜を見る会」に、自身の推薦枠で副大臣や政務官から依頼された数百人を招待していたことを明らかにした。同日の参院内閣委員会では、自身が招待した地元関係者は「50~60人ではないか」と説明。自身が前年の招待者を再度推薦していたことについては「適切ではなかった」と述べた。

 菅氏は20日の衆院内閣委で、今年の桜を見る会での副総理、官房長官、官房副長官の推薦枠は計約千人だったと説明している。副大臣や政務官は本人以外に推薦枠がないため、官房長官枠を融通する形で副大臣や政務官の招待客を呼んでいたという。

 内閣府は21日の参院内閣委で、今年の桜を見る会で飲食物提供にかかった費用は、1人当たり1204円だったと明らかにした。野党側は、安倍晋三首相の地元関係者の招待が「供応接待ではないか」と指摘。菅氏は「該当しない」と述べ、公選法が禁じる買収、供応には当たらないとの認識を示した。反社会的勢力も出席していたとの指摘には「本人確認、セキュリティーの向上策については今後対応していく」とした。

 麻生太郎副総理兼財務相は同日の参院財政金融委員会で、桜を見る会で自身に割り当てられた副総理としての推薦枠について「今年は100~200人の間ではなかったかということだった」と答弁した。麻生氏の事務所によると、これとは別に、財務相としての推薦枠もあったという。 (下村ゆかり、河合仁志)

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