障害者支援のランドセル 福岡市の団体、寄贈へ募金

西日本新聞 ふくおか都市圏版 藤村 玲子

 障害者の自立を支援する一般社団法人「障がい者の明日(あした)を考える会」(福岡市東区)は、子どもや親に障害がある家庭にランドセルを届ける募金を始めた。購入費が負担となる家庭を支援する目的で、法人と個人から来年1月末まで寄付を募る。代表理事の荒牧功一さん(69)は「新しいランドセルを背負い笑顔で小学校生活をスタートする、そのお手伝いを一緒にしましょう」と呼び掛けている。

 ランドセルを贈るのは、県内で来年4月に入学予定の子どもがいて、(1)子どもに障害があるひとり親家庭(2)父母どちらか、または双方に障害がある家庭-のいずれかが対象。集まった寄付額に応じて世帯数を確定し、来年2月から郵送やメールで申し込みを受け付ける。

 荒牧さんは大手家電店役員を退職後の2004年、視覚障害者らが参加するチャリティーゴルフ大会の運営に携わった。前向きな障害者の姿に心を打たれ、盲導犬育成を支援する団体や障害者の作業所を設立。17年に同会を立ち上げた。

 活動を通して障害児を1人で育てる親の苦労をつぶさに見てきた。平均約5万円のランドセル購入費が負担になるという。荒牧さんは「障害を理由に悲しい思いをする子を減らしたい」と一念発起。10月から、「ランドセル募金」の取り組みを始めた。

 法人の場合、売り上げの一部が寄付される自動販売機や、リース料の一部が寄付されるコピー機を設置してもらう。寄付金は法人、個人とも同会ホームページから銀行振り込みかカード決済を選択できる。ランドセルは福岡市の大手スーパーが協力し、割安の2万2千円で提供することも決まっている。 (藤村玲子)

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