『移民労働者は定着する』 田村紀雄 著 (社会評論社・2530円)

西日本新聞 文化面

 太平洋戦争勃発当時、カナダの晩市(バンクーバー)にいた日系移民は内陸部に「追放」され苦難の生活を強いられるが、戦後はカナダ全土に分散したまま定着していく。本書は豊富な現地取材をもとに、当時、唯一の日系新聞『ニュー・カナディアン』で活躍したジャーナリスト・梅月高市(福岡県出身)の足跡を追いながら、日系人社会の変容や同紙が果たした役割を明らかにする。今や外国人労働者を受け入れる側となった日本の「移民問題」を考える上でも示唆に富む。

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