島の館でオラショ公演 平戸 ローマ教皇 長崎訪問記念

西日本新聞 長崎・佐世保版 福田 章

 ローマ教皇の長崎訪問を記念し、平戸市の生月町博物館・島の館で23日、生月町壱部地区のかくれキリシタン信者によるオラショの公演があった。

 オラショは禁教期から口伝のみで伝承された祈りの言葉。壱部地区の「ゴショウ人」と呼ばれる4人は、師匠に付いて体得した「一通り」というオラショ全体を唱えることができる。

 この日も合掌や十字を切るしぐさを交えながら約30分、よどみなくそらんじた。「ぐるりよーざ」などの歌オラショには独特の風合いがにじんだ。

 西洋音楽の起源を探る卒論研究で訪れた信州大教育学部4年の増田奈緒さん(22)は「オラショを生で聞けたことはプラスになる。グレゴリオ聖歌との類似を感じた」と感激の様子。島の館の学芸員、中園成生さんは「パパ様が来られる良い機会に、脈々たる歴史を想像してもらえたかと思う」と話した。(福田章)

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