小春日和に「残菊の宴」 太宰府天満宮

西日本新聞 ふくおか都市圏版 南里 義則

 太宰府市の太宰府天満宮で23日、伝統行事「残菊の宴」があった。平安時代の同宮で催されていた「四度(しど)の宴」の一つで、菊をめでたとされる祭神・菅原道真公をしのぶ行事。戦後に復活し、今年で36回目。男女の書家9人が平安時代の衣装を着て参加した。

 始めに曲水の庭で古来「長寿の効力がある」とされる菊酒を飲む「盃(さかずき)の儀」があった。庭を蛇行する水路の前に座った書家たちは、流れてきた菊酒を神妙な面持ちで口にした。この後、傍らの文書館に場所を移して「墨書の儀」があった。

 書道関係者らが見守る中、9人は大筆を使うなどして渾身(こんしん)の筆さばきを披露。最初に登場した渡辺蘆洲(ろしゅう)さんは、新聞紙などをつないだ紙に「復興」と書いた。

 境内は大菊花展も開催中(25日午前中まで)で、小春日和の下、七五三を祝う家族連れなどで終日にぎわっていた。 (南里義則)

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