鶴見岳の赤池噴気孔「大きな変化なし」 別府市などが調査

西日本新聞 大分・日田玖珠版 稲田 二郎

 別府市などは、気象庁が常時観測している同市の鶴見岳(1375メートル)の噴火の危険性が高まっているかを調べるため、山頂近くの赤池噴気孔の調査を行った。噴気孔や周辺では大きな変化は確認されなかった。

 赤池噴気孔は鶴見岳山頂から北へ約500メートルにあり、1991年の雲仙・普賢岳の噴火を機に毎年、現地調査を実施している。

 調査は21日に実施し、市や消防本部、福岡管区気象台などから約20人が参加した。初めて大分大の減災・復興デザイン教育研究センターがドローンを飛ばし、赤外線を使って噴気孔の地熱の広がりを調査。気象台は山腹の噴気孔の温度を計り、消防は硫化水素濃度を計測した。

 別府市防災危機管理課の江藤慎一郎さんは「噴気量は通常で、硫化水素濃度も例年通りだった」と説明。今後は気象台や大分大などと連携しながら調査結果をさらに分析し、火山防災に取り組んでいく方針。

 鶴見岳・伽藍岳では2016年から噴火への注意を5段階で示す「噴火警戒レベル」が運用されており、運用開始以来、警戒レベルは最も低い「1」(活火山であることに留意する)となっている。(稲田二郎)

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