ローマ教皇に像献上 博多人形師の中村信喬さん

西日本新聞 ふくおか版

 福岡市在住の博多人形師中村信喬さん(62)が24日、長崎市西坂町の日本二十六聖人記念碑前で、教皇フランシスコに天正遣欧少年使節の一人、中浦ジュリアン(1568~1633)の立像を献上した。

 中浦ジュリアンは長崎県西海市出身で、帰国後司祭となり博多や長崎で宣教師として活動していたが、江戸幕府のキリシタン禁教令で地下に潜伏、九州各地を回った。20年後に小倉で捕まり、65歳で拷問を受けて殉教している。

 中村さんは、2011年に当時の教皇ベネディクト16世にも少年使節のリーダー伊東マンショ像をローマで献上しているが、今回は長崎出身で少年使節4人の中で唯一殉教し、福岡にも縁がある中浦ジュリアンの立像を教皇に献上することにした。

 立像を教皇に手渡した中村さんは「尊敬する彫刻家、故船越保武さんの作品を二十六聖人像の前でお渡しできて感激している。教皇は愛にあふれた表情で手が柔らかく温かかった」と述べた。 (川崎隆生)

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