44年前の勘違い? 文化財分類修正へ 「肥後神楽」の2件 熊本市

 熊本市の指定文化財のうち、無形民俗文化財として扱ってきた「肥後神楽」2件と熊本市独特のこま回し「肥後ちょんかけ」の条例上の指定が無形文化財だったことが分かった。1975年10月の文化財保護法改正で「民俗文化財」という分類が新設されたが、該当する神楽2件の修正がなされていなかった。

 28日の市教育委員会の会議で神楽2件は無形民俗文化財に修正、「ちょんかけ」は無形文化財のままとなる見通し。

 神楽は「肥後神楽(上南部(かみなべ))」と「肥後神楽(平山)」。「ちょんかけ」とともに75年2月、市無形文化財に指定。法改正後、無形民俗文化財への修正が必要だったが、44年にわたって見過ごされ、今年4月、文化財の台帳のチェックで発覚したという。

 市ホームページは3件を無形民俗文化財12件の中に分類しているが、今後、「肥後ちょんかけ」は無形文化財に修正する。

 市文化振興課によると、いずれも文化財への補助金の上限は年間5万円で“待遇”面は同じ。「当時の担当者が法改正で自動的に『無形民俗』に変更されると勘違いしたのか」と推測している。(古川努)

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