ラウンドトレイン 今年も 12月22日に筑豊、北九州巡る

西日本新聞 筑豊版 安部 裕視

 JR九州と直方市が企画した「筑豊・北九州ラウンドトレイン」が12月22日に運行される。昨年の同時期に続く第2弾。国鉄時代に製造されたDE10形ディーゼル機関車と豪華な内装を持つ「SL人吉」の客車で編成。全110席のうち同市が10席を体験型のふるさと納税返礼品に充てる。

 コースは直方駅から筑豊線、鹿児島線で黒崎駅、門司港駅、日田彦山線の採銅所駅、田川伊田駅などを経て直方駅に戻る。午前8時半に出発し、午後3時20分に帰着を予定。

 大正期の姿に復元された門司港駅では途中下車し、自由散策。名駅舎として知られる採銅所駅でも、大正初期に建てられた洋風建築を見学できる。田川伊田駅では田川市石炭・歴史博物館の見学が組み込まれた。

 3万5千円以上のふるさと納税でチケット1枚を得られる。直方市産の食材を使った特製弁当、同市内のカフェによる石炭をイメージした米粉スイーツ、石炭の元となったメタセコイアの葉で作ったしおりなどをセットにしたお土産付き。ポータルサイト「ふるさとチョイス」で、12月11日まで取り扱う。

 SL人吉の客車は、国鉄時代の1970年代後半に筑豊線で運転を開始し、2001年まで「レッドトレイン」として使用された50系客車を改造。田川伊田駅では、平成筑豊鉄道が運行するレストラン列車「ことこと列車」とホームで隣り合わせになり、“インスタ映え”しそうだ。

 ラウンドトレインは昨年12月に初めて運行。乗車定員を増やした今回は、JR九州が販売した100席(大人9800円)が既に完売した。かつて運炭列車の基地として国鉄の機関区などが置かれた直方市は、2年連続の運行を国指定史跡の市石炭記念館などへの観光客誘致や「鉄道と石炭のまち」としての観光開発につなぎたい考え。市民には、運行日に沿線で手を振る“おもてなし”を呼び掛けている。 (安部裕視)

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