大牟田市動物園 CFで支援 「場ぁ~さくら」参加者ら呼び掛け

西日本新聞 九州+ 吉田 賢治

 飼育動物の「福祉」に工夫を重ねる福岡県大牟田市の市動物園を応援しようと、同市の異業種交流イベント「場ぁ~(バー)さくら」の参加者たちが、ネット上で資金を集めるクラウドファンディング(CF)をスタートさせた。動物園が舞台の映画の撮影を機に、飼育員との対話集会を開催。動物園の広報予算不足を知り、「交流の場」を超えた地域貢献をしようと乗り出した。

 “ママ”を務める会社員の櫻井ちはるさん(50)は「動物の幸せのために頑張っている動物園は地元の誇り。多くの人に取り組みを伝えたい」と話す。

 飲食物を持ち寄って手作りで開く「バー○○」は2016年に宗像市の主婦が始めた。気軽に地域交流ができる場として注目を集め、女性たちが九州各地で次々にオープンさせ、櫻井さんは2年前に“開業”した。会社員や企業経営者、医師、市職員などさまざまな職種の20~30人が参加してほぼ毎月1回開かれ、大牟田のまちづくり議論などに花を咲かせている。

 大牟田市では今春、動物園の取り組みを題材にした映画「いのちスケッチ」(全国公開中)の撮影が行われ、官民挙げて製作支援の輪が広がった。「場ぁ~さくら」の参加者も、多くが関わった。映画公開後も動物園を支援できないかと考え、櫻井さんらは飼育員を交えた集会を8月に開催。動物園独自のポスターがないなど、情報発信の資金が乏しいのに気付き、CFを企画したという。

 瀬木直貴監督ら映画関係者や動物園もCFに協力。来年2月までに計50万円を目標にしている。支援金額に応じて映画や動物園のオリジナルグッズなどを送る。経費を除いた全額をポスター制作やネット上の宣伝費、園内ガイドの音響機器などに充てる予定。

 櫻井さんは「いのちの尊厳を伝える動物園を基にした映画の完成に、市民として感謝しかない。映画を見て終わりではなく、末永く応援していくきっかけにしたい」と支援を呼び掛けている。詳細はCFサイト「LINKSTART」から。 (吉田賢治)

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