太宰府に九州のアンテナ店 デザイン性高い商品発信 27日開業

西日本新聞 九州+ 南里 義則

 デザイン性が高く、地域に根ざした九州各地の商品の全国発信を目指すアンテナショップ「九州ヴォイス」が27日、福岡県太宰府市にオープンする。運営は、福岡の建築家やデザイナーらでつくる一般社団法人「福岡デザインアクション」(FUDA、鮎川透代表理事)。FUDAは「九州内の企業が共同して、『売れるデザイン』を生み出すアンテナショップのビジネスモデルを構築していきたい」と意気込んでいる。

 ショップの場所は、太宰府天満宮参道に近い小鳥居小路の一角。長く電気店を営んでいた2階建ての古民家(延べ110平方メートル)を借り、古い梁(はり)などを残して改装した。1階は生活雑貨や食品を販売。2階はワークショップなどができる多目的スペースになっている。22日には、施設の壁に九州の山や海をデザインしたマークや看板が取り付けられた。

 FUDAは今年2月まで、福岡市の博多リバレイインに店舗「九州マルシェ」を構えていた。販売がメインだった同店に対し、今回は販路開拓や商品開発の支援にも力を入れるという。「店名を『ヴォイス』(声)としたのも、事業者や顧客のさまざまな声を事業に生かしたい、との思いから」。FUDAの専務理事でデザインディレクターのかねこしんぞうさん(70)=福岡市=は力を込める。

 小鳥居小路周辺では古民家カフェなどの開店が相次いでいる。近くでは、古民家ホテル「カルティア太宰府」の拠点棟「古香庵(ここうあん)」もオープンしたばかり。同小路で地域づくりに取り組む、すし店主の青柳宏征さん(45)は「デザインの持つ力は大きいので楽しみ。古いものも大事にし、新しいものを取り入れていく方向性は僕らと同じですね」とアンテナショップの今後の展開に期待を寄せている。 (南里義則)

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