生徒会が被災地支援 八幡西区の則松中 特産品バザーなど

西日本新聞 北九州版 伊藤 完司

 北九州市立則松中(八幡西区)の生徒会のメンバーらが東日本大震災、熊本地震、九州豪雨などの被災地支援に取り組む「きずなプロジェクト」を始めた。第1回の取り組みとして「被災地のことを忘れていない」という気持ちを伝えるため特産品を販売するバザーを学校で開き、インターネットなどで被災地の現状を調べて壁新聞を作成し、会場に掲示した。3年で生徒会長の上土井嵩人さん(15)は「支援の小さな一歩を積み重ねて大きな一歩にしたい」と話し、支援を継続する考えだ。

 6月の生徒総会でSDGs(持続可能な開発目標)の視点でボランティア活動に取り組むことになり、江口満校長が前任校などで被災地支援をしていたこともあってプロジェクトを立ち上げた。生徒会メンバーを中心に有志の生徒が参加し、4回集まって活動の内容を話し合った。

 バザーを準備していた10月中旬に台風19号の被害が発生し、バザーの収益金は被災地に贈ることを急きょ決定。同26日には、江口校長やPTA役員らが九州豪雨で被災した朝倉市の農家を訪問し、ナシ約330個を買い入れた。江口校長の縁でワカメやいちごジャム、そばなど岩手県大槌町や熊本県南阿蘇村の特産品を買い入れて、11月3日のバザーで販売した。

 壁新聞には、生徒たちが被災地が受けた被害や復興が思うように進まない現状、仮設住宅入居者の推移などを書き込んだ。

 今月22日に西日本新聞民生事業団を通じて収益金3万円を寄付。プロジェクトのリーダーを務めた3年の松石果菜さん(15)は「バザーに参加した生徒も保護者も支援に関わりたいという気持ちが伝わってきて良かった。遠く離れた(台風19号の)被災地支援に関われることもうれしい」と話した。 (伊藤完司)

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