別府市営温泉値上げ 来年10月 大人30-220円増

西日本新聞 九州+ 稲田 二郎

 大分県別府市は来年10月、市営の有料温泉15施設の入浴料を値上げする方針を固めた。施設の維持管理のため毎年1億円以上の赤字が出ており、大人1人の入浴料(家族湯、砂湯を除く)を30~220円増額することで、年間の赤字幅を2500万円まで圧縮したい考え。市営温泉の大幅値上げは2001年4月以来となる。

 市温泉課によると、15施設の値上げ幅は平均1・3倍。市営温泉の入浴料は現在110~530円で、竹瓦温泉は110円から330円に、柴石、堀田温泉は220円から330円になる。

 市民の利用が多い温泉については、観光客などより安い市民料金を導入する。現行入浴料が一律110円の温泉では子ども料金を取り入れ、子どもは値上げしないよう配慮する。

 市によると、観光客に人気の別府海浜砂湯を除く14施設では、清掃費や光熱費などがかさみ、赤字が続いてきた。地元の地区や組合などが管理する80以上の共同温泉からは「市営温泉は安すぎる。値上げしてくれないと経営できない」との指摘が出ていた。

 料金改定により、竹瓦温泉では年間2082万円▽不老泉1106万円▽浜脇温泉929万円-などの増収を見込んでいる。

 市は入浴料を値上げする議案を来年3月の定例市議会に提出する。市温泉課は「温泉文化を維持するために必要な費用。今後は市営温泉のサービス向上に取り組みたい」としている。 (稲田二郎)

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