みやま市長減給方針 差別的文書配布で引責 3カ月20%

西日本新聞 九州+ 吉田 賢治

 福岡県みやま市の松嶋盛人市長は26日の定例記者会見で、差別表現を含む文書を職員研修で配布した問題を受け、市長の月額給与を来年1月から3カ月間、20%減額する方針を明らかにした。「社会的に多大な影響を与えたことを重く受け止める」と理由を述べた。12月定例市議会に、減額のための条例案を提案する。

 松嶋市長は他に、市内の学校関係者に書籍約40冊を配り、寄付行為を禁じる公職選挙法に抵触すると指摘されていた。これも「政治活動に疑念を抱かせた」と、今回の減額の理由に挙げた。

 差別的文書は「人間の『徳』について」という題で市長が作成。8月の市職員研修で、講師を務めた市長が管理職22人に配布した。米国の家系調査とされる古い文献を引用し、「怠惰な無頼漢の家系は、6代を経る中で約1200人の怠け者、貧窮、精神や肉体を病む者、犯罪者の存在があった」などと差別的な内容を記していた。

 9月議会で市議が指摘。市長は記者会見で「差別の意図はなかった」と謝罪した。市長の辞職勧告決議案は賛成7、反対8で否決された。障害のある地方議員の団体などが市長に抗議した。 (吉田賢治)

福岡県の天気予報

PR

福岡 アクセスランキング

PR

注目のテーマ