中国で「独身の日」と呼ばれる11月11日は

西日本新聞 社会面 塩塚 未

 中国で「独身の日」と呼ばれる11月11日は、インターネット通販の特売の日でもある。今年も活況で、最大手のアリババグループの取引高は1日4兆円を超えたとか。そんなニュースを見て、2年前に訪れたネット通販で潤う農村の記憶がよみがえった。

 浙江省の山間のその農村では、十数年前に一人の女性が特産のクルミをネットに出品。売り上げは好調で村全体に広がったという。印象的だったのは、「山に住む私たちも、服などを多くの商品から選べるようになった」という女性の言葉だった。ネット通販は田舎の村に新たな市場を提供すると同時に、その村を市場にするんだなぁと妙に感心したことを覚えている。

 ちなみに2年前の「独身の日」の前日には杭州のアリババ本社にも立ち寄った。だが担当者は「今日は勘弁して」とばかりに、早々に立ち去った。1日数兆円のビジネスの前日では、本当に忙しかったのかもしれない。 (塩塚未)

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