自民パーティー、県職員手伝い常態化 宮崎選出3議員

西日本新聞 古川 剛光

 江藤拓農相(59)=衆院宮崎2区=ら宮崎県選出の自民党国会議員3人がそれぞれ東京都内で開いた政治資金パーティーで、同県東京事務所の複数の職員が受け付けや会場誘導などの手伝いをしていたことが27日、分かった。県は職員の政治的中立性を定める地方公務員法には違反しないとしているが、今後は手伝いは断るとしている。

 ほかの国会議員は松下新平(53)、長峯誠(50)の両参院議員。同事務所によると、2016年11月~19年11月の間、3人のパーティーで計9回、毎回数人の職員が事務作業などを手伝った。

 内訳は江藤氏が3回、松下氏が4回、長峯氏が2回で、常態化していたとみられる。議員秘書から依頼されたといい、謝礼は支払われていないとしている。

 江藤氏の3回はいずれも今年9月の農相就任前。16年11月、17年12月、18年12月に都内のホテルで開催した。江藤氏の事務所によると、県職員に引き出物の袋詰めや配布を手伝ってもらったことがあったという。

 地方公務員法は特定の政党・団体を支持する目的での政治的行為を制限しているが、県東京事務所の川北正文次長は「情報交換や人脈づくりが目的で、単純業務のため政治的行為には該当しない」と釈明。河野俊嗣知事は「公務の延長上として対応した」とする一方、「道義的に疑念を持たれかねないので、受け付けなどの業務は対応を見直したい」とのコメントを出した。

 宮崎大地域資源創成学部の中川義朗特別教授(行政法)は「公務員は全体の奉仕者として活動すべきで、政治的中立性が求められる。特定の国会議員のパーティーで、受け付けとはいえ助勢することは政治や行政への信頼を損ないかねず、不適切だ」と指摘している。(古川剛光)

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