薬物鑑定は時間との闘い 脇川憲吾さん 【連載・科捜研のリアル❸】 (3ページ目)

西日本新聞

 脇川さんは転職して科捜研に入った。どうすれば研究員になれるのか、「あなたの特命取材班」通信員の質問をぶつけてみた。

 -科捜研に入るには、どういう大学や学部に入学し、何を勉強すればいいの?

 「資格は特段必要ありません。ただ、それぞれの専門に応じた条件として『大学で生物学や医学、歯学、薬学、情報工学、心理学などを学び卒業した人、またはこれと同等以上の能力を有する者』とあります。大学の理系学部に進み、大学院で専門的な知識を身に付けた人が多いですね」

 -中途採用はあるの?

 「年齢の条件を満たせば、中途採用での受験もできます。私は、九州大大学院を修了し、関東地区の化学メーカーで研究者として新素材の開発を担当。『地元に帰って社会貢献を』との思いから、30歳で福岡県警科捜研を志しました」

 -障害者手帳を持っていても受験できるの?

 「条件を満たせば可能です。科捜研ではありませんが、福岡県警の中には、障害のある人や車いすで勤務している職員もいますよ」

 -他の研究機関と情報共有するの?

 「危険ドラッグのような新たな化学構造の薬物が出回った場合、全国の科捜研の〝親〟組織である警察庁の科警研▽「マトリ」とも呼ばれる九州厚生局麻薬取締部▽違法薬物を指定する厚生労働省医薬・生活衛生局-などに相談し、情報共有しながら鑑定を進めます」

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