グラウンドゴルフや餅つき

西日本新聞 社会面 荒木 達也

 グラウンドゴルフや餅つき、病院や消防署の見学といった外国人の体験をよく取材する。日本語学校が2校あり、会社も多い佐賀県鳥栖市は、外国人が人口に占める割合が県内トップ。留学生や技能実習生に安心して暮らしてほしいという思いが官民で強く、体験イベントは地域に早くなじんでもらうのが目的だ。

 「生卵事件」と呼ばれる苦い教訓が市民にある。5年前、留学生に卵を投げつけた疑いで少年3人が逮捕された。「外国人への理解不足が原因」として、触れ合いの場をつくる機運が高まったという。

 同市が開く日本語教室は、市民ボランティアが支えている。言葉だけでなく、生活上のルールなどへの理解を深めるため、外国人一人一人にアドバイスを送る。市内での日本文化体験にも付き添う。

 多文化共生社会は、日本人にとっても暮らしやすい社会ではないか。互いに分かり合おうとする思いがもっと広まってほしい。 (荒木達也)

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