五島の魚使ったハムが好評 地元や関東地方で販売

西日本新聞 長崎・佐世保版

 「工夫すればおいしいのに収入にはつながらない」(漁業者)、「ビッグデータで社会貢献したい」(ポイントサービス運営事業者)―。そんな両者の思惑が一致した新商品が生まれた。長崎・五島列島で取れる魚「ブダイ」を使った「五島のフィッシュハム」。今月13日から地元店舗、長崎市の百貨店、関東地方で販売され、好評という。

 発端は「資源を有効活用したい」との関係者の思い。五島にはおいしい魚がたくさんあるのに、せっかく網に掛かっても形がふぞろいだったり、まとまった漁獲量がなかったりして、市場に出せないことがある。

 それを知った「Tポイント・ジャパン」が昨年6月に「五島の魚プロジェクト」を発足。同社のビッグデータを活用し、「魚介好きで食にこだわりがある」というTポイント会員12人を選出。五島の住民との話し合いでヒントを得て、地元水産物加工の浜口水産などと商品開発に取り組んだ。

 商品に選んだブダイは海藻の多食で知られ、同様に海藻を食べるウニの生息を妨害するほか、海藻が枯れる「磯焼け」の原因になるなど“厄介者”とみなされる。

 ところが魚肉をハムの食感に仕立て、スパイスも五島産にこだわった商品は一躍人気に。1枚(65グラム)300円のお手頃さも要因のようだ。(野田範子)

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