「ぼたぼん」出没中 ボタ山モチーフの着ぐるみ

西日本新聞 筑豊版 田中 早紀

 木々が生い茂る山のようなキャラクターの着ぐるみが、飯塚市内のイベントで出没している。その名も「ぼたぼん」。ボタ山をモチーフにした同市立図書館のキャラクターだ。公認キャラクターを持たない市が、10月に開いた「共生社会ホストタウンサミットin飯塚」を前に「市のPRのため、親しみを感じてもらえるような着ぐるみを」と製作した。高さ185センチ、幅120センチと巨大だが、かわいげのある姿がじわりと人気を呼んでいる。

 ボタ山は同市忠隈にそびえ、三つの峰からなる高さ141メートルの山。炭鉱のまちとして栄えたころの面影を残す数少ないシンボルで、「筑豊富士」とも呼ばれる。2010年に飯塚図書館の当時の館長が、市内にある三つの図書館の職員にキャラクターのデザインを募り、「飯塚という地域をアピールできる」とぼたぼんが採用された。これまでに、図書館のイベントを紹介するチラシやホームページなどで活用されてきた。

 隣接する嘉麻市が「かまししちゃん」、宮若市が縁起物「追い出し猫」の「さくらちゃん」といった着ぐるみを作って定着に成功しているが、飯塚市はキャラクターがなかった。全国の関係自治体関係者が集まる同サミットが10月に開かれることになり、その後も東京五輪・パラリンピック関連のイベントが続くことが予想されることから、幅広い年齢層や外国人にも好まれる“ゆるキャラ”として、ぼたぼんに白羽の矢を立てた。

 10月上旬に完成し、市中心部での秋のイベント「いいづか街道まつり」や、図書館イベントなどに登場。すでに子どもたちには知られた存在で、写真撮影をせがまれたり、ふわふわの体に触られたりしている。

 市の担当者は「市のPRだけでなく、愛される対象として活躍してもらえれば」と話し、今後も市が関連するイベントで活用するという。 (田中早紀)

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