【動画あり】日韓、キムチで“友好” 駐福岡総領事館、50人が体験

西日本新聞

 キムチ作り文化を通して日韓の民間交流を-。福岡市中央区の駐福岡韓国総領事館で22日、福岡、佐賀の両県副知事や福岡市の副市長、会社経営者など九州の女性リーダー約50人が参加し、九州産の野菜を使ってキムチを作るイベントがあった。日韓関係が冷え込む中、食文化を通して友好を深めようと「韓国のキムチ、九州の衣を着る」と題して総領事館が初めて企画した。

 イベントでは佐賀県武雄市の白菜や、熊本県産の唐辛子の粉末、ニンニクなどを混ぜた調味料「ヤンニョム」など、材料は全て九州産を使用。完成した浅漬けのキムチと一緒に、福岡県糸島市のカキや鹿児島県産の黒豚を食べる料理「ポッサム」を堪能した。

 韓国のキムチ作り文化(キムジャン)は、日本の「和食」とともに2013年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産に登録されている。冬場に野菜が収穫されない韓国では毎年11~12月にキムチを漬け、保存食として春や夏まで食べるのが一般的という。

 この日は福岡在住で、料理研究家のキム・ミンさんが「韓国のキムチは乳酸菌やビタミンが豊富で風邪の予防にもなる」と紹介。同じ白菜でも、日本と韓国では水分の量が違い、「切り込みや塩の分量を変えて味を調整する」とポイントを紹介。白菜の根元にヤンニョムを丁寧に塗り込む様子を実演すると、参加者は熱心に見入っていた。

 孫鍾植(ソンジョンシク)総領事は「韓国と九州は1500年以上の交流があるが、昨今の日韓関係の悪化が民間交流にまで影響を及ぼし、心を痛めている。キムチを通じた“草の根”の交流で、一緒に何か実現できることを共有したい」と話した。(押川知美)

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