油被害、農家負担なし 佐賀鉄工所、農作物対象に見舞金 大町町大雨

西日本新聞 佐賀版 河野 潤一郎

 8月の記録的大雨で大町町の工場から油を流出させた佐賀鉄工所は29日、油混じりの水に田畑が漬かり、農作物の収穫や作付けを断念した農家に対し、農業共済で補償されない被害額を全て補うように見舞金を出す方針を明らかにした。「農家の負担を生じさせないのが基本的な考え」としている。30日に同町で開く農家との会合で提案する。

 県によると、油被害を受けた農家は20軒で、水稲(米)が約26ヘクタール、大豆が約15ヘクタールなど。農林水産省によると、農業共済は水稲で平年収量の7割、大豆で同9割を補償するが、作付けしていない麦は対象外という。

 見舞金は、油被害で収穫できなかった水稲や大豆のほか、麦も対象とする。作物ごとに見舞金の額は異なるが、関係者によると、農地10アール当たり数万円とみられる。キュウリなど野菜の被害補償は今後農家と個別に協議する方針。

 30日の会合では、作付面積の確認や具体的な見舞金の額などで鉄工所側と農家が意見交換し、大枠での合意を目指す。 (河野潤一郎)

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