『私の沖縄ノート』 照屋佳男 著 (中央公論新社・1650円)

西日本新聞 文化面

 著者は沖縄県出身で、D・H・ロレンスの翻訳などで知られる早稲田大名誉教授(英文学)。自身の記憶、母親が残した記録、関連資料をひもときながら、戦争前後の沖縄の姿を描き出す。本土への学童疎開で僚船「対馬丸」が目の前で沈没した恐怖、おおらかだった米軍が土地接収をきっかけに一変した衝撃などを淡々と振り返る。「二十歳頃までの私の目と心が捉えたものの大半は、人が沖縄現代史の叙述にどれほどひとみを凝らしてもみえてこないと思われる」

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