『鎮魂 ハルの生涯』 古川貞二郎 著 (文芸春秋企画出版部・1650円)

 佐賀県出身で85歳の元内閣官房副長官が執筆した初の自伝的小説。脊振山系に抱かれた郷里の山村に生まれ、明治・大正・昭和を生きた亡母を主役にした物語。母子の情愛を中心に、家族・親族の思いやりや、清貧な農村生活、地域の支え合い、風習を、当時の情景とともに、達者な筆致でつづっている。スイカ、鶏、川遊びなど懐かしいエピソードもあふれている。亡母が晩年に語った数奇な身の上が印象的だ。

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