「新語・流行語大賞」があす発表される…

西日本新聞 オピニオン面

「新語・流行語大賞」があす発表される。選考委員を長年務める歌人の俵万智さんが最も印象に残る流行語は「マイブーム」。個人の価値観が細分化する平成の時代をうまく表現していたからだとか

▼さて、令和最初の年の大賞はどうなるか。本命はラグビー・ワールドカップの日本代表が掲げた「ONE TEAM(ワンチーム)」だろう

▼ただ、ゴルフの全英女子オープンで優勝した渋野日向子選手の「スマイリングシンデレラ」も捨てがたい。あっけらかんとした笑顔と果敢に攻め抜くゴルフで世界を魅了した

▼彼女の最大の強みは失敗をすぐ取り返せる点。ゴルフ用語で、ボギー以下に沈んだ次のホールでバーディー以上の良いスコアを出すことを「バウンスバック」と呼ぶが、その確率が国内で断然トップ。立ち直りが早いのだ。日本人42年ぶりのメジャー制覇もうなずける

▼そんな渋野選手ら若手の台頭で女子ゴルフ界は引退ラッシュ。通算9勝の諸見里しのぶ選手に佐伯三貴選手、大江香織選手らがツアー撤退を表明した。20代後半から30代半ば。宮崎出身の42歳大山志保選手の頑張りを見れば、早すぎるとも思うが、それがプロの厳しさか

▼グリーンを去る彼女たちだけでなく、再就職や再起業、再婚など人生の新たな舞台を目指す方々に、筆者のマイブームの流行語を贈る。「バウンスバック」。なにくそーっ、と明るく再起に挑む精神である。

PR

春秋(オピニオン) アクセスランキング

PR

注目のテーマ