「市街地活性化を実行」 無投票再選の川野氏抱負 津久見市長選

西日本新聞 大分・日田玖珠版 稲田 二郎

 津久見市長選は1日告示され、無所属現職の川野幸男氏(61)が無投票で再選を決めた。人口減が続く中、2年前には台風18号で大規模な浸水被害を受けており、市内の事務所で当選の花束を受け取った川野氏は「次の4年間は津久見川の拡幅など防災対策を進めるとともに、中心市街地の活性化などを実行に移したい」と抱負を述べた。

 県の調査では、市の人口は1960年の3万7164人をピークに減り、今年9月現在で1万6333人まで減少した。川野氏は、セメントや石灰石関連産業の集積を図るなどして「仕事を作っていく」と強調。農漁業と観光を連携させて産業の活性化を図っていく考えを示した。充実した教育環境などを求めて子育て世代が流出している現状を踏まえ「学力向上にも取り組む」と力を込めた。

 川野氏は新庁舎と集客交流拠点の建設計画にも取り組みたい考え。二つの施設を津久見湾の埋め立て地に建設することで市中心部の活性化プランを加速させたい意向で「50年後を見据えて計画づくりに取り組んでいく」と語った。

 数値が大きいほど財政運営の自由度が低いことを示す経常収支比率は、市の2018年度決算で98・9%。健全とされる「80%以下」を大きく超え、「自転車操業的な状況」の100%超は目の前にある。「大きな事業と市の財政再建の両立を図る。職員とともに知恵を絞り、チャレンジしていく」。引き締めた表情から、かじ取りの難しさがにじんだ。(稲田二郎)

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