潜在保育士の復帰後押し 県が求人サイト「保いっぷ」開設

西日本新聞 長崎・佐世保版 野村 大輔

 保育士の資格を持ちながら、現在は働いていない「潜在保育士」に“現場復帰”してもらおうと、県は求人・求職サイト「保いっぷ」を開設した。スマートフォンやパソコンで気軽に保育施設とマッチングできる環境を整え、再就職を後押しする。保育士不足の解消が狙いという。

 県こども未来課によると、2018年度に県内479施設に調査したところ、保育士の募集人員に対し、実際の採用は計272人不足していたという。

 ほとんどの施設は配置基準を満たすものの、働き方が見直される中、現場には人手不足感があるという。加えて共働き家庭の増加や、幼児教育・保育の無償化に伴い、今後も保育士の需要増が予想される。

 そこで県が目を付けたのが、結婚や出産などを機に離職し、現場を離れたままの潜在保育士の存在。スマホなどで気軽に人材登録できる求人・求職サイトを通じ、7500人に及ぶと推計される潜在保育士を掘り起こす。保育士を補助する子育て支援員を含め、現場の下支えを担ってもらう考えだ。

 サイトは県の委託を受けた県保育士・保育所支援センター(長崎市)が運営する。各保育園の所在地や就業時間、賃金、手当などの情報や採用条件を詳しく掲載。見学や面接もサイトから申し込める仕組みで、同センターがこれまで行っていた職業紹介の手続きよりも簡略化された。こども未来課は「まずは気軽に求人情報を見て、人材登録してもらいたい」と話す。

 保いっぷ=http://www.nagasaki-shiencenter.jp/

(野村大輔)

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