佐賀空港着陸 騒音解消へ 来春から柳川避け海上経路に

西日本新聞 九州+ 森 竜太郎

 福岡県柳川市は2日、市上空を飛ぶ民間航空機の騒音が問題になっている佐賀空港(佐賀市)への着陸について、来年3月26日からほぼ全便が有明海上から着陸することになったと明らかにした。国土交通省が有明海の民間訓練試験空域への航空機進入が可能になるよう調整し、飛行経路を見直した。金子健次柳川市長は「空港開設の1998年以来の懸案が大幅に軽減される」と述べた。

 柳川市は空港の東にあり空港まで最短4キロ。計器着陸装置(ILS)が空港の東側にしかないことから、沿岸部を飛ぶものも含めると約7割の航空機が空港東側を飛行する。2018年度は貨物便を除く2954回の着陸のうち1647回、低い高度で柳川市上空を通過した。空中待機時には上空を複数回飛行することもある。騒音に加え、夜間着陸する飛行機の照明が民家に影響を与える被害も確認されている。

 新たな経路は熊本市上空から有明海上空に入り、民間訓練試験空域内の島原半島北端沖から北上。そのまま海上から、陸地を通らずに着陸する。国交省によると、航路は試験空域から一定の距離を保つ必要があるため、現行ルートを通らざるを得なかった。しかし同空域に進入可能になったことで海上ルートを選べるようになったという。

 国交省によると、柳川上空の通過は、悪天候の際のILS使用時に限られるため、5%以下に抑えられる見込みという。 (森竜太郎)

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