地元の幸輝く和菓子に 福岡・福津の「海の琥珀糖」

西日本新聞 夕刊

 福岡県福津市でなんとも美しいお菓子を見つけた。その名も「海の琥珀(こはく)糖」。作っているのは、同市の渡(わたり)半島に加工場「おもむき屋」を構える高石雅博さん、純子さん夫妻。海辺に住んでお店を持つ夢をかなえるため、5年前、同市に移住した。

 「きれいな海に、山も畑もあって、おいしいものが何でもそろう。最近は観光客も増えてきたけど、お土産になるものが少ない」。そう考えていた純子さんは、古くから茶の湯の席でも使われる和菓子「琥珀糖」を知る。

 寒天と砂糖を煮つめて型に流し、7日間乾燥させて作る手間のかかる菓子。でも、それはまるで近くの砂浜を散歩するときに見つける、角のとれたガラス片「シーグラス」。これを福津の素材で…と、ひらめいた。

 赤はイチゴ「あまおう」、黄は季節のかんきつ、ベージュはショウガ、青はハーブから。すべて地元産で、隠し味に使う塩も「ここは昔、塩田があったから」と手作りする徹底ぶりだ。緑の抹茶と茶色のコーヒーも加え、着色料も香料も使わずに、6種類のカラフルな琥珀糖をこしらえた=写真。

 口に含むと外側はカリッ。かめばシャリシャリで、中は寒天の軟らかさ。変化する食感とともに、食材の香りがふわり漂う。あなたもお気に入りを選び、美しい福津の海の思い出を持ち帰りませんか。

 (フリー記者・森千鶴子)

 ▼海の琥珀糖 1瓶70グラム入りで864円(税込み)。100セット限定の箱入りギフトは好きなものを3本選んで3千円(税、送料込み、発送は九州内)。おもむき屋=0940(72)6223(ファクス兼用)。

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