大滝さんの歌い方、継承したい 弾き語りライブ「I Stand Alone」

西日本新聞

 伊藤銀次さん(68)は、10年以上前から「I Stand Alone」と銘打ったアコースティックギターの弾き語りライブで全国各地を巡っている。なぜ今、ソロライブなのだろうか。

 「若い頃から、弾き語りツアーなんてやったことないんですよ。僕の音楽はバンドがないとできない音楽でしたから。でも、必要にかられて、というか、来てくださいと言われたら地方にも行きたいでしょう。でも、バンドで地方を回るとすごく経費がかかる」

 「シンガー・ソングライターで40年ぐらいやっていて、ギター一本で自分の音楽を表現できないとかっこ悪いな、という思いにもなって、それまでの楽曲を全部、アコースティックギター向けにアレンジし直して、全国を回り始めました。弾き語りは歌とギターだけ。バンドと違って、表情も含めて等身大の自分を隠しようがない。そこからすごく意識して、歌を歌うようになったんですね」

 銀次さんが目指す歌い方の根っこは、ソウルなど黒人音楽のボーカリストの中にある。

 「ボズ・スキャッグスとかAORのミュージシャンも、ビートルズも、ソウルミュージックに影響されていますよね。とかくソウルというと、オーティス・レディングとか激しく歌う人をイメージしますけど、実は、僕が大好きなスモーキー・ロビンソンとか、レイ・パーカーJr.とか、ソフトな歌い方でソウルのフィーリングを十分に伝えることができる人たちがいます。僕はそういう歌をやってみたい」

 「彼らのように、あくまでエキサイトしないで、ソフトに、色っぽく歌えたらなあ、と思ってきました。でも、プロデューサーとしての自分は高いところを望むやつなんで、時々、自分で自分の歌が嫌になるんですよ(笑)。自分を責めたりして(笑)」

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