権藤博さん野球殿堂入り祝う 故郷の鳥栖市 「不世出の投手」

西日本新聞 佐賀版 荒木 達也

 中日のエース、福岡ダイエー(現福岡ソフトバンク)のコーチ、横浜(現DeNA)の監督として活躍した鳥栖市出身の権藤博さん(81)の野球殿堂入り記念祝賀会が11月23日、同市のホテルであった。母校の鳥栖高野球部の関係者ら約220人が出席し、「不世出の投手」などと功績をたたえた。

 権藤さんは同高からブリヂストンタイヤを経て1961年に中日入り。その年に35勝19敗の成績を挙げ、最多勝など多くのタイトルを獲得。フル回転の働きに「権藤、権藤、雨、権藤」の流行語も生んだ。翌年は30勝17敗で、2年連続で最多勝に。68年の引退後もダイエーなどでコーチを務め、98年に監督として横浜を日本一に導いた。

 祝賀会では、山口祥義知事が「あなたの野球に対する姿は県民に元気と活気を与えた」と述べ、「佐賀さいこう表彰」を権藤さんに授与。同市の橋本康志市長は「2年連続の30勝は永遠に残る記録だ」と語った。

 同野球部の後輩、緒方孝市・前広島監督も登壇。唯一のオールスターゲーム出場(99年)が横浜監督の権藤さんの推薦によるものだったと明かした上で「私が監督を務めた5年間、投手、コーチ、監督の経験に基づいてアドバイスをもらい、勉強になった」と話した。

 権藤さんが「こんなに集まってもらって、すごいところに来たものだと思った。殿堂入りの知らせにも驚かなかったのに」と話して会場を笑いに包んだ。東京ドームでの表彰式を振り返って「野球殿堂博物館で歴代の方々の資料を見たとき、おれも偉いものだと感じた。表彰式で『自分で自分をほめてあげたい』と話したが、今日もそんな気持ちです」と語った。 (荒木達也)

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