橋架け替え前に児童が思い描く 手形や感謝の言葉 日田市小野地区

西日本新聞 大分・日田玖珠版 笠原 和香子

 架け替え工事が進む日田市小野地区の西河内橋に、地元の小野小の全校児童29人が絵を描いた。橋が架かる小野川は2年前の九州豪雨で氾濫。同小も被災したが、来年からの母校での授業再開が決まった。児童は災害以降の暮らしを思い出しながら、感謝の言葉などを刻んでいた。

 橋は長さ34メートル、幅5メートル。小野川の拡幅工事に伴い架け替えが決まり、昨年12月着工。今月完成する予定で、その前に地元の橋に対する愛着を深めてもらおうと、県日田土木事務所が企画、11月29日に実施した。

 児童は橋の路面に、水性ペンキで人気キャラクターや自分の手形、災害前に飛び交っていたホタルなどを描いた。災害後同小では戸山中で間借り授業が続いていたが、来年1月から元の校舎での授業再開が決まった。「楽しかったよ と山中ありがとう」「小野小ただいま」など、同中への感謝や母校での授業再開を喜ぶ言葉も添えた。橋名板は児童5人が書いた字を基に作られた。

 6年の渡辺颯斗君(12)は「自分の思いを描いて特別な橋になった。また災害が起きても助け合える地域にしたい」と話した。

 橋の路面はアスファルト舗装され、児童の絵や文字は見えなくなる。同土木事務所は空撮写真をプリントした下敷きを児童にプレゼントし、ホームページ(HP)にも掲載する予定という。 (笠原和香子)

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