野菜収穫ロボ企業、佐賀市に進出 神奈川の「inaho」

西日本新聞 佐賀版 穴井 友梨

 自動野菜収穫ロボットの開発などを手掛ける神奈川県鎌倉市の企業「inaho」が、年度内にも佐賀市に事業所を設けることになり3日、市と進出協定を締結した。同社の支店開設は鹿島市に続き全国2カ所目で、「農作業の負担軽減や生産性の向上につながるツールを提供したい」と力を込める。

 開発したのは人工知能(AI)の判断でアスパラガスを自動で収穫するロボット。収穫高の15%を利用料として農家へ機械を貸し出しており、農家は契約すれば初期投資や維持費用をかけずに利用できる。

 同社によると県はアスパラの生産量が全国3位で、施設内の生産では全国1位。佐賀市に拠点を置けば県内のアスパラ農家のうち、4割以上でサービスの提供が可能になることなどから進出を決めたという。支店は7~8人が常駐する規模を見込む。

 締結式では同社の菱木豊社長と秀島敏行市長が協定書に署名し、握手を交わした。菱木社長は「佐賀は非常に魅力的な地域。生産者からも『早く提携を』という声を多くもらっている。導入を進めていきたい」とあいさつした。

 終了後はロボットが収穫のデモンストレーションを披露。参加者はアスパラを一本一本アームでつかんで切り取る様子を見学した。秀島市長は「長さを見分けて収穫できるのかと、目からうろこ。高齢化や人手不足に悩む分野の助けになるのではと期待している」と話した。 (穴井友梨)

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