南米の日系人、和食ビジネス学ぶ JICA九州の研修

西日本新聞 北九州版 西山 忠宏

 アルゼンチン、ブラジル、パラグアイの南米3カ国から日系人5人が来日し、八幡東区の独立行政法人国際協力機構九州センター(JICA九州)が11月11日から同27日まで実施した「和食ビジネス振興」研修に参加した。5人は20~50代の男女。いずれも日本食に関係する仕事をしており、帰国後に生かそうと貪欲に学ぶ姿が見られた。

 研修序盤に若松区の益元料理スタジオで「一汁三菜」について学習。料理研究家の益元泰江さんが「鶏団子とキノコ汁」や「サトイモの肉みそがらめ」などを料理するのを熱心に見つめ「ごはんを炊く際は黒ごま、白ごま、塩を事前に入れると香ばしくなっておいしくなる」といった説明に耳を傾けた。

 また大分県にも出向き、トマト農園や漬物工場などを視察。同センターで経営戦略やマーケティング戦略の講義も受けた。

 パラグアイですしを配達や店舗で販売する事業に取り組むイガウエ・マサヒロさん(31)は研修に参加した1人。「和食が、素材のおいしさを生かすことを大事にしていることなどを学べ、視野が広がった」と手応えを語り、「帰国後、一汁三菜を基本とする弁当を用意して売りたい」とも意気込んでいた。

 JICA九州は全世界で日本食レストランが急増しているものの質に向上の余地があると見ており、中南米の日系人を対象に2016年度から和食の研修を実施。今回で3回目になる。 (西山忠宏)

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