財布を出す機会が…

西日本新聞

 財布を出す機会が減った。スマートフォンやICカードで「キャッシュレス」の支払いをすることが増えたからだ。10月の消費税増税に合わせ始まったキャッシュレス決済ポイント還元制度。「恩恵」は無視できない▼経済産業省によると、ポイント還元の対象となる中小事業者の登録加盟店は着々と増え、12月中旬には全国で約90万店に達する見込み。還元額は1日平均で12億円超と政府の当初の想定を上回っている▼ただ、制度は9カ月限定。期間終了後は増税分がそのままかかるし、決済事業者に支払う手数料の補助も終わり、店側の負担も増える。結局、恩恵が大きいのは手数料と決済データが手に入る決済事業者か。公金を投入して、いったい誰のための政策なのか。制度の本質を見定める必要がある。(石田剛)

 

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