中村哲医師、銃撃される アフガニスタンで

西日本新聞 坂本 信博

 アフガニスタンの支援を行う福岡市の非政府組織「ペシャワール会」によると、現地代表の中村哲医師(73)=福岡県出身=が4日、現地で銃撃を受け、負傷したとの情報がある。

 4日午後、福岡市の事務所で記者会見を開いたペシャワール会事務局によると、中村医師らは車列を連ねて宿舎からかんがい工事の作業場に向かう途中、銃撃された。車の男性運転手が死亡した。中村医師は右胸に銃弾を浴び、手術を受けた。移動の際は警護担当者を伴い、毎回ルートを変えていたという。

 中村医師とペシャワール会は、国際社会がアフガニスタンに注目する前から、戦乱と干ばつ、貧困の中で約30年にわたり難民の診療体制を整え、食糧支援や農村復興、帰還難民の生活再建まで幅広く支援活動に取り組んできた。

 中村医師は年間の3分の2は現地に赴き、自ら重機に乗り込み、現場監督として作業員を指揮し、かんがい用水路の拡張工事や取水口の修復などに当たってきた。今年10月には、長年の人道支援活動が評価され、アフガニスタンのガニ大統領から、査証(ビザ)が免除される同国市民証を授与された。

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