農業交流施設が完成 日田市夜明 調理、みそ作りなど体験

西日本新聞 大分・日田玖珠版 笠原 和香子

 九州豪雨で被災した日田市夜明に、農業体験や農産物の加工品作りができる農業加工体験交流施設が完成した。建設した農事組合法人「大肥郷ふるさと農業振興会」(原田文利代表理事)の関係者は「復興に向け、地域活力の拠点にしたい」と決意を語った。

 振興会は大鶴、夜明両地区の田んぼや畑で米や麦、大豆などを栽培。収穫した農産物の一部は、同振興会の加工部門が独立した組織「ももは工房」(森山豊子代表)がみそやあられなどに加工、販売している。高齢化が進む中山間地域で営農を続ける先進事例として毎月、九州を中心に各地から視察が訪れるほど注目されている。

 交流施設は木造平屋の約100平方メートルで総事業費は約2360万円。振興会とももは工房が共同運営する。調理場や加工体験工房を整備。地域内外の人が農業体験で収穫した野菜を使った調理や、みそなどの加工品作りが体験でき、ももは工房の加工品の開発・製造・販売にも使われる。今後は高齢者の生活支援など地域課題の解決にも活用し、活動を広げる中で新たな雇用にもつなげたい考えだ。

 11月23日には現地で完成式典があり、市職員や組合員らが施設を見学し、食事を味わった。森山代表は「さまざまなことに積極的にチャレンジしていきたい」。原田代表理事は「理想が形になった。地域内外の交流を進め、地域の魅力や産物を発信したい」と意気込んでいる。 (笠原和香子)

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