県産かんぼこ売り込め 業界協力 キッチンカー完成

西日本新聞 長崎・佐世保版 徳増 瑛子

 ゆで卵をかまぼこで包んだ「竜眼(りゅうがん)」や、魚のすり身を油で揚げた「揚げかんぼこ」はいかが-。長崎産かまぼこを使った出来たてのおでんなどの料理を提供する「長崎かんぼこキッチンカー」が11月に完成した。業界関係者が車で県内外に出張し、各イベントでかまぼこを用いた料理を振る舞い、県産品のさらなる知名度アップを図る。

 海に囲まれ水産資源に恵まれた県内では、かまぼこは方言で「かんぼこ」と呼ばれて生産が盛んだ。総務省の統計によると、消費量でも長崎市は全国2位(2016年から3年間の平均)を誇り、かまぼこの消費拡大に取り組む業界の関係者らでつくる「長崎かんぼこ王国」もある。

 かんぼこ王国は、これまでも路面電車内でおでんを楽しむイベント「おでん電車」を手掛けたほか、サッカーJ2のV・ファーレン長崎のホームスタジアムでおでんを提供する活動を続けてきたが、具材運びや道具をそろえるのに手間が掛かるという課題があった。

 今回、関係者のうち5業者の出資や県の補助金によって、車ごと具材や道具を運べるキッチンカーを製作。2トントラックにガスこんろやシンクを備え、おでんと揚げかんぼこの調理が可能に。屋台のようにどこででも料理を提供できる。

 長崎市内で11月下旬にあったお披露目式では、「長崎蒲鉾」社長で、かんぼこ王国会長の高崎一正さん(60)が「稲佐山の山頂や長崎くんちなどさまざまな場所でPRしたい」とあいさつ。おでんを試食した同市の会社員角西美津代さん(52)は「体が温まる」とほほ笑んだ。来年1月末に予定される長崎駅前でのイベントでデビューする。 (徳増瑛子)

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