田川観光協、台湾と交流へ 促進に弾み、来年度から

西日本新聞 筑豊版 大塚 壮

 田川広域観光協会の佐渡文夫理事長は4日、日本と台湾の2女性が中心となり、11月30日と12月1日に田川市などで行った台湾との交流プロジェクトについて、来年度から同協会の事業として継続して行いたいと述べた。「台湾が好き」「田川が好き」という民間の2人が手探りで始めた試みが、観光協会の正式な事業になることで、相互交流促進の弾みになりそうだ。

 佐渡理事長は4日、同観光協会と田川市が進める炭鉱隆盛期の「産業遺産を活かしたまちづくり」が今年のアジア都市景観賞を受賞した報告のために二場公人市長を訪ね、台湾との交流プロジェクトの意義について語った。

 台湾と田川は、炭鉱という共通のキーワードがあることと、台北駐福岡経済文化弁事処(駐福岡台湾総領事館)の陳忠正処長(総領事)が積極的に協力する意向を示していることなどを考え、「この機を逃さず、台湾から多くの人に来てもらい、こちらからも行くべきだ」と指摘。二場市長も「観光客を増やすのが市の大きな目標の一つ。台湾との交流を続け、年間行事にして市民レベルでの交流につなげたい」と述べた。

 1泊2日で県内の留学生ら約25人が参加し、市石炭・歴史博物館や英彦山神宮(添田町)などを回り、好評だったプロジェクト。主催者の一人、荒木美香さん(39)は、来年以降の受け入れ態勢を維持できるかが不安だったが、佐渡理事長の提案に「大歓迎。ぜひ一緒に盛り上げていきたい」と喜ぶ。

 来年度以降の実施時期や予算規模などは、今後詰める。都市景観賞の記念の盾を手にした佐渡理事長は「観光の振興は、まちづくりが大事だ。田川の取り組みを台湾の人に広く知ってもらえるようアピールしたい」と話した。 (大塚壮)

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