来年の干支「子」のオブジェ制作 宮若市の鉄工芸家、石橋鉄心さん

西日本新聞 筑豊版 安部 裕視

 宮若市の鉄工芸家、石橋鉄心さん(75)が飲酒運転撲滅への願いを込め、来年の干支(えと)「子(ね)」の立ち姿をかたどったオブジェを制作した。2006年に福岡市の海の中道大橋で飲酒運転による死亡事故が起きたのをきっかけに毎年制作しており、通算で14作目となった。

 石橋さんは、溶接技術を生かして鉄の立体造形を追求し続ける。子のオブジェは高さ1メートル、重さ51キロ。円形の棒鋼を使い、約1カ月をかけて完成させた。直方市と福岡市を結び、交通量の多い同市龍徳の県道21号沿いの工房前に「飲酒運転は犯罪です」とののぼりを持って立つ。

 「飲酒運転で仕事を失い、家庭も崩壊するのに、絶えることがない。何としてもストップをかけたい」と石橋さん。56年前に母親を飲酒運転のバイクにはねられて亡くした。オブジェには左の手のひらを広げ、「待て」のポーズをさせた。

 今年県道沿いに立ち続けた亥(い)のオブジェには、今月1日からの改正道交法施行を受け、「ながら運転 大幅厳罰化!」と書かれたのぼりを持たせ、新たな呼びかけを任せた。 (安部裕視)

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