15年ぶり登り窯火入れ 上毛町の東山窯

西日本新聞 北九州版 浜口 妙華

 上毛町下唐原の窯元「東山窯」にある登り窯が、15年ぶりに復活した。主人の畑辺玄機さん(71)は、町地域おこし協力隊の支援を受け、火入れの準備に取り組んできた。1日、現地で見学会を開き、親子連れなど約40人が参加した。

 登り窯は長さ約15メートル、幅約3メートル。斜面に三つのアーチ状の焼成室が並ぶ。28歳で窯を開いた畑辺さんは、町で主宰する陶芸教室が多忙になり、扱いやすい灯油窯を使用し、登り窯から遠ざかった。今春、窯元を訪れた町地域おこし協力隊に復活を持ち掛けられ、協力を得て実現した。

 今回焼くのは一般の作品を含む300点。11月30日から火入れを開始。燃焼室「胴木の間」にまきをくべて、この日は早朝から焼成室にまきを追加投入。窯は27時間かけて1300度以上に達した。見学した北九州市の会社員竹口勇介さん(36)は「迫力があって熱気がすごかった」。畑辺さんは「本当に感慨深い」と話していた。 (浜口妙華)

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